長年、私は繰り返す口内炎に悩まされてきました。特に治りかけの時期は、痛みが引いてきた喜びと、また悪化するのではないかという不安が入り混じる複雑な心境になります。今回は、そんな私の最近の口内炎治りかけ体験と、その際に特に気をつけた食事の工夫についてお話ししたいと思います。異変に気づいたのは、ある朝、舌の先にチクッとした小さな痛みを感じた時でした。案の定、鏡を見ると小さな白い点が。そこから数日は、食事も会話も辛い日々が続きました。しかし、五日目を過ぎたあたりから、明らかに痛みが和らいできたのです。これが治りかけのサインだと直感しました。以前は、治りかけで油断して好きなものを食べ、結果的に悪化させてしまうことが何度もありました。その反省から、今回は食事に細心の注意を払うことに決めたのです。まず徹底したのは、刺激物を避けること。辛いもの、酸っぱいもの、熱すぎるもの、硬いものは一切口にしませんでした。代わりに、おかゆやうどん、豆腐、バナナ、ヨーグルトなど、柔らかくて喉越しの良いものを選びました。特に重宝したのは、野菜をたっぷり煮込んだポタージュスープです。ミキサーにかけることで、野菜の栄養を効率よく、かつ口内を刺激せずに摂取できました。また、粘膜の修復を助けると言われるビタミンB群を意識して摂るようにしました。豚肉やレバー、納豆などを積極的にメニューに取り入れました。飲み物も、熱いコーヒーや紅茶は避け、常温の水や麦茶、牛乳などを飲むように心がけました。治りかけの時期は、つい気が緩んでしまいがちですが、この時期の食事が完治を左右すると言っても過言ではありません。今回、食事に気を使ったことで、いつもよりスムーズに口内炎が治ってくれたように感じます。