舌のピリピリと赤い斑点?その正体とは
舌にピリピリとした痛みがあり、同時に赤い斑点が見られる場合、それは様々な口腔内の異常のサインである可能性があります。単なる口内炎から、より深刻な病状まで、その原因は多岐にわたるため、自己判断せずに歯科医師や耳鼻咽喉科医の診察を受けることが非常に重要です。最も一般的な原因の一つに、舌炎が挙げられます。舌炎は、ビタミン不足(特にB群)、鉄欠乏性貧血、特定の薬剤の副作用、アレルギー反応、あるいは真菌感染などが原因で起こることがあります。これらの場合、舌の表面が赤く腫れ、ヒリヒリとした痛みや灼熱感を伴い、味覚の変化を感じることもあります。また、カビの一種であるカンジダ菌による口腔カンジダ症も、舌に赤い斑点や白い苔のようなものが現れ、ピリピリとした痛みを感じる原因となります。特に免疫力が低下している人や、抗生物質を長期服用している人に見られやすい症状です。さらに、地理的舌(地図状舌)と呼ばれる状態では、舌の表面に不規則な赤い斑点が現れ、その境界が白っぽく縁取られることがあり、敏感な人はピリピリとした不快感を訴えることがあります。これは良性の病変で、通常は治療の必要はありませんが、症状が気になる場合は相談できます。稀ではありますが、口内炎とは異なる、口腔癌の初期症状として赤い斑点やびらんが現れることもあります。特に、喫煙や飲酒の習慣がある方は注意が必要です。舌の異常は、見た目だけでなく、食事や会話にも影響を及ぼし、生活の質を低下させることがあります。症状が続く場合は、専門医による正確な診断と適切な治療が不可欠です。